レスポンスが早いとは?

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コミュニケーションレスポンスのスピードについて

ここのところAI周りの話題が続いたこともありますので、今回はコミュニケーションテーマで書いてみようと思います。仕事をする上で私が結構気にしていることでもありますので、もし参考になればいいなと思っています。

仕事をする上でレスポンスのスピードが大切とはよく言いますが、どこか私はこのレスポンスというものを重く捉えすぎなんじゃないかと思うことがあります。そもそもレスポンスとはなんでしょうか?ちょっとGeminiさんに聞いてみましょう。

私「ビジネスにおいてレスポンスとは何か?」

Geminiさんの回答は以下です。

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ビジネスにおけるレスポンスとは、何らかの働きかけや入力に対して返される反応や応答のことです。これは非常に広範な概念で、文脈によって意味合いが変わってきます。(中略)


良いレスポンスとは

良いレスポンスとは、単に速いだけでなく、以下の要素が含まれることが多いです。

  • 迅速性: できるだけ早く反応すること。
  • 的確性: 質問や要求に対して、正確で適切な情報や解決策を提供すること。
  • 丁寧さ: 相手への配慮を示す言葉遣いや態度。
  • 具体性: 抽象的ではなく、具体的な内容で応答すること。
  • 一貫性: 複数の担当者が対応する場合でも、情報や方針に矛盾がないこと。

ビジネスにおいては、この「レスポンス」の質と速さが、競争力を左右する重要な要素の一つとなっています。

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うん、読んでみるとすごくよくわかる。そうですね。この5つの要素が含まれると「良いレスポンス」と言えると思います。

「コミュニケーションは1ラリーではない」

ただ、私が思うのは「コミュニケーションは1ラリーではない」ということなのです。

1ラリーしかないという前提であれば、まさにこの「良いレスポンス」を毎回完璧にゴールまで結びつけた状態で行わなければなりません。そう思った瞬間、「良いレスポンス」というのは一気にハードルが上がるように思っています。つまり、迅速に的確に丁寧に具体的に一貫性をもって1回で回答しようとすると難しすぎるわけです。その結果一番疎かになってしまうのが、「迅速性」だと思っています。

それが故に、レスポンスのスピードが遅くなる=悪いコミュニケーションの原因が生まれるということにつながると思っています。

「いや、そんなこと言ったって、迅速に具体性を持った答えをレスポンスできないよ」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、もう一度いうと「コミュニケーションは1ラリーではない」ということです。

つまり、ある議題におけるコミュニケーションが1回しか行われないものだとどこか思い込んでいるかから難しく考えてしまうのではないか?というのが私の思いです。

ある議題におけるコミュニケーションを数回のラリーでゴールを迎えるもんだという前提にしたら、どうでしょう?

私の場合はこうです。

「⚪︎⚪︎分ほど時間をください。⚪︎⚪︎分後にご連絡します」

そう、迅速に的確に丁寧に具体的に一貫性をもって「待ってもらう依頼をする」というレスポンスをするのです。

およそ20年ほど社会人をやってきて、いろんな方とやりとりをしている中で、最もストレスを感じていたなぁと思うのは「いつまで待ったらいいんだ?」がわからない時だと思っています。「今日中」という言葉があったとして「今日っていつまで?」となりますし、「後日っていつまで?」となって気持ちが残った状態で不用意に待たされると「まだ?」という気持ちになりながらストレスが生まれ、いずれバッドコミュニケーションになっていくと感じています。

悪気はないのは理解してますが、結局そうなんです。

能動的に待ってもらう

だから私は「待ってもらう」というレスポンスを迅速に出すようにしています。

私はこれを「能動的に待ってもらう依頼」と読んでいます。

だれも完璧ではありません。時間がかかるから仕事だとも言えます。その中でレスポンスが早い方が仕事的にいいというのは、別に答えというレスポンスではないのです。

そもそもレスポンスとは「反応」です。「答え」ではなく「反応」です。

レスポンスを返すとは「反応」を返すということ。

そう考えれば、仕事で求められる早いレスポンスとは、そこまでハードルが高いものではないことがわかります。シンプルに考えれば、至って特別なことではないことがおわかりいただけたのではないでしょうか?

逆に言えば、レスポンスが遅いことは、だからこそよくないということだと思います。

著者:稲本浩介

著者:稲本浩介

コミュニケーション設計所代表 / 情報アーキテクト

「わかりやすく伝えるにはどうしたらいいか?」を常に考える福岡の情報アーキテクト(IA)。前職では主にWebサイト制作にディレクターやエンジニアとして関わり、ホームセンターや老舗菓子メーカーのEC事業の構築および運用にゼロから携わる。その活動は、ウェブサイトの枠に限定せず、動画やイベント実施などコミュニケーションという視点でのわかりやすさを追求。大学や社会人講座、企業における講演経験もあり多方面にて活動中。

▶ X(Twitter):@sevenina