自己満足のAI

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自己満足のAI

今回もAIの話をしましょう。

もう周知の事実ではありますが、AIによって簡単に文章が作れるようになりました。AIによって簡単に画像が作れるようになりました。AIによって簡単にプログラムが書けるようになりました。AIによって動画も作れるようになりました。

AIによってそう、大体のコンテンツが簡単に作れるようになりました。

これは何を意味しているのでしょうか?プロの仕事の壊滅でしょうか?誰でも作れる社会になるからコンテンツを作るプロが不要になるのでしょうか?

よく議題になるような、仕事が奪われる的な話に近いかもしれません。

色々とAIを触ってコンテンツを作って試しているのですが、少し感じることがあります。

どこか家庭菜園に似ているってことです。

いきなり何を言ってるんだ?という話かもしれませんが、なんか似てるんです。

タネとか苗とかがあれば、誰でも簡単にトマトやきゅうりを育てることも収穫することもできます。しかし、プロじゃないとその収穫量が異なるし、質も当然そのレベルです。

でも、トマトはトマトであり、きゅうりはきゅうりで、ナスはナス。

AIを使って色々と作れるようになりました。クオリティ的なものは大きく異なりますが、できる画像は画像で、できる動画は動画で、デザインはデザインで、文書は文書。

それが市場に出せるものなのか、それとも自分で消費する程度の満足の話なのか。

ここは少し考えた上でAIで作れるものを見た方がいい気がします。

もちろん、家庭菜園でもしっかりしたトマトやきゅうりを作れる方もいらっしゃいますが、そういう方は日々いろんな実験や試行錯誤を行なってたどり着いています。

こういうことが同じようにAIでコンテンツを作るということでも言えるんだろうな・・・というのが今感じてることです。

自己満足の域をどこまで超えることができるか・・・。でもこれは、結局他人の評価のようにも思います。そこで初めて価値と言えるのだろう・・なんて思っています。

著者:稲本浩介

著者:稲本浩介

コミュニケーション設計所代表 / 情報アーキテクト

「わかりやすく伝えるにはどうしたらいいか?」を常に考える福岡の情報アーキテクト(IA)。前職では主にWebサイト制作にディレクターやエンジニアとして関わり、ホームセンターや老舗菓子メーカーのEC事業の構築および運用にゼロから携わる。その活動は、ウェブサイトの枠に限定せず、動画やイベント実施などコミュニケーションという視点でのわかりやすさを追求。大学や社会人講座、企業における講演経験もあり多方面にて活動中。

▶ X(Twitter):@sevenina