コーポレートサイト再設計の勘どころを考える

公開日:2025/09/18

この記事をざっくりまとめると・・・

中小企業の成果を高めるコーポレートサイト設計とは?IAの視点で情報構造と導線設計を見直すポイントを解説。

・・・ということが書いてあります。

コーポレートサイト再設計の勘どころ

「必要だから作る」から「成果の出るサイト設計」へ

中小企業にとって、コーポレートサイトは単なる“名刺代わり”の存在ではなくなりました。
信頼を築く「場」であり、顧客の悩みを解決する「窓口」であり、事業を広げる「ハブ」でもあります。いろんな役目を持つようになってきているという実感が私も含めみなさんもお持ちなのではないでしょうか?

とはいえ、「とりあえず会社概要を載せている」「採用ページしか使っていない」「何を見せるべきか分からない」といった状態の企業サイトも少なくありません。

だからこそ、今見直すべきは“情報の構造そのもの”です。
これは、インフォメーションアーキテクチャ(IA)の視点から、リアルなユーザーのニーズに基づいた情報設計を行うことで、企業にとっての“成果を生むサイト”へと進化させることができます。

顧客の“悩み”に応える構成が、信頼と行動を生む

検索エンジンから企業サイトにたどり着くユーザーの多くは、「会社を知りたい」よりも、「自分の課題を解決してくれるか?」を見ているように思います。実際、私も企業のサイトを見るときの「始まり」はその視点であることが多いです。もちろん、他のメディアなどで会社の名前を知って深掘りしたいというニーズがある場合もありますが、今回は「多く」であろう方向を考えたいと思います。

少し話を戻しますが閲覧者(ユーザー)はつまり、機能より“意味”を、説明より“解決”を欲しているのです。

たとえば:

  • 製品を探している人は「導入したらどう変わるか」を知りたい
  • サポートに不安がある人は「FAQやアフター対応の明記」を求める
  • 同業の導入事例は、自社にも効果があるかの判断材料になる

これらに応えるためには、「自社の言いたいこと」を並べるのではなく、「ユーザーの行動と文脈」に即した情報設計が不可欠です。

そのためには、以下のような情報階層の整理が効果的です:

  1. ファーストビューで価値訴求:誰向けのサービスで、どんな課題をどう解決できるのか
  2. 中段で具体的な情報提供:製品詳細、導入事例、業界別の活用例、価格イメージ
  3. 最下部で行動導線:資料請求・相談予約・FAQへの誘導

情報の“出し方”が、企業の信頼感を左右する

企業理念や代表メッセージ、沿革といった定番コンテンツも、見せ方次第で「自己紹介」にもなれば、「信頼の裏付け」にもなります。

たとえば:

  • 理念だけでなく、それを体現している事例を載せる
  • 代表挨拶では、なぜこの事業をしているのかという想いを語る
  • スタッフ紹介で、顔や名前・専門性を明記することで親しみと安心感を与える

特に中小企業では、「この会社、どんな人たちがやっているの?」という視点が、商談や問い合わせの後押しになります。

採用中心に偏らず、サービス利用者・協業先・問い合わせ検討者など、複数の視点を意識した情報の出し方が重要です。

情報を“整理する”ことで、使いやすく・伝わりやすく

中小企業のサイトでは、情報が重複していたり、更新されていなかったりと、情報設計の「断片化」が起きがちです。

だからこそ、リニューアルではまず以下の2点を見直しましょう:

  • ナビゲーションの再設計:ユーザーの目的別にカテゴリを再編成
     → 例:「はじめての方へ」「サービス別」「業界別事例」「会社について」など
  • ページ構成の見直し:1ページ1メッセージで構造を単純化

これにより、ユーザーがどこを見れば良いか迷わずに済む構造が生まれます。
また、FAQや事例コンテンツには内部リンクを活用することで、「読んで終わり」ではなく「次の行動」へとつなげやすくなります。

ちなみに、以前FAQコンテンツのあり方については記事に書いていますこちらもぜひご覧ください

コーポレートサイトは“メディアのハブ”であるべき

ブログ・SNS・YouTube・採用媒体など、情報発信の手段は多様化しています。
ですが、バラバラに更新していては、ユーザーも迷ってしまいます。さらに、最近は真偽が不明な情報が錯綜しています。どこを経由したら、どこに一旦まとまれば、正しい情報に辿り着けるのか・・・?

コーポレートサイトはそれらの情報の“ハブ”として設計するべきです。

たとえば:

  • トップページやサイドバーに最新の投稿を連携
  • ブログから製品詳細ページへリンク
  • SNSではライトな情報→本サイトでは詳細・資料請求へ誘導

このように、情報の役割を分けながらも一貫性のある構造に設計することで、ユーザー体験を崩さず、企業の情報資産も活かすことができます。

「リアルな声」に応えることで、成果につながる

最後に重要なのは、「自社が伝えたいこと」ではなく、「ユーザーが本当に知りたいこと」に主軸を置くことです。

  • 実際に問い合わせの多い内容は?
  • 顧客がよく不安に感じているポイントは?
  • 価格や納期など、“出すのが怖い”情報が実は最も求められていることも

すべてを表に出す必要はありませんが、ユーザーの関心を捉えつつ、深い内容は“問い合わせ”へと導く構成が望まれます。

「情報を開示すること=価値を奪われる」ではなく、
情報を共有することで信頼が生まれ、関係が始まるという前向きな姿勢が、これからの中小企業には必要です。

まとめ:IAで変わる。成果を生む企業サイトとは?

中小企業にとってのコーポレートサイトは、ただ「ある」だけでは不十分であることをまずは感じてみましょう。そこを脱皮していくためには、ユーザーの課題に向き合い、構造化し、導くためには、IA(インフォメーションアーキテクチャ)の視点が不可欠です。

  • 顧客のリアルなニーズから構成を考える
  • 情報は「整理」と「文脈」で活きる
  • 顔の見える信頼性と、使いやすさの両立
  • 他メディアとの連携による情報の統合

成果を生むサイトとは、ユーザーに“答え”を与え、“次の行動”へつなぐ設計ができているサイトです。
その起点となるのが、IAの力です。

リニューアルを通じて、「使われる企業サイト」へアップデートしてみませんか?

※この記事はChatGPTにインタビューされながら回答をして組み立てた文章となっています。

代表 稲本浩介

著者:稲本浩介

コミュニケーション設計所代表/情報アーキテクト
「わかりやすく伝えるにはどうしたらいいか?」を常に考える福岡の情報アーキテクト(IA)。前職では主にWebサイト制作にディレクターやエンジニアとして関わり、ホームセンターや老舗菓子メーカーのEC事業の構築および運用にゼロから携わる 。その活動は、ウェブサイトの枠に限定せず、動画やイベント実施などコミュニケーションという視点でのわかりやすさを追求。大学や社会人講座、企業における講演経験もあり多方面にて活動中。
▶︎ X(Twitter): @sevenina

FAQ

ときどきお尋ねいただくことをまとめました。

ECサイトの構築はできますか?
ご要望やご予算に応じて、モールへの出店、出品、自社ECの構築など最適なものをご提案いたします。ECサイトと言っても、商品構成や運用体制、顧客との関わり方などによって、構築方法や運用方法は大きく異なります。しっかりとした継続運用ができる環境を整えることができるよう一緒に考えましょう。
なお、弊社はmakeshopとパートナー契約を結んでおります。
商品の販促に関して相談することはできますか?
もちろんです。私たちはデジタルを活用した販促活動にこだわることなく、時にはアナログ(フィジカル)な販促活動もご提案します。様々な手法やツールを網羅的に把握することで最適解を導き出し、ご提案いたします。
ウェブサイトの解析はできますか?
主に、GoogleAnalytics(GA4)を活用し、解析を行います。サイトの特性に応じて解析期間などを設け、定期的にレポーティングも可能です。可能であれば一定期間のお取り組みの中で解析と改善を繰り返すPDCAサイクルを回すことができればと考えております。