私たちは日々、多くの言葉に囲まれて生きています。
でも、ふとした瞬間に思うのです。
「本当に、自分の伝えたいことを言葉にできているだろうか」と。
今回は、“言葉にする”という営みについて少しだけ考えてみたいと思います。
たとえば、「あなたの夢はなんですか?」と聞かれたとき。
答えるのが意外と難しかったりしませんか?
頭の中には、イメージや感覚はあるのに、いざ言葉にしようとするとぼんやりしてしまう。話があちこちに広がって、まとまりがつかない。
でもそれって、とても自然なことだと思うんです。
夢や想い、考えは固定されたものではなく、日々、あるいは一瞬ごとに変化していく。言葉にしづらいのも当然なんです。
とはいえ、誰かと共有したり、伝えたりするためには、やはり「言葉」が必要です。
曖昧なままでは、相手に届かない。伝わらない。
だからこそ、言葉にする訓練が大切になってきます。
うまく言えなくても、いいんです。
語彙が足りないと思っても、まずは今の自分の言葉で出してみる。
一度で完璧にする必要はない。何度でも、書き換えればいい。
そのプロセスこそが、「伝わる」言葉を育てていくのだと思います。
私たちが取り組んでいるコミュニケーション設計も、まさにこの“言葉にする”という部分に深く関わっています。
誰かの中にある曖昧な想いを、言葉にしていく。
それがきっかけになり、次の行動が生まれ、関係性が動き出す。
そんな瞬間をつくるお手伝いを、日々の仕事の中で大切にしています。
言葉にすることは、一度きりじゃない。
むしろ、何度でも言い直せるからこそ、前に進める。
そう思えるようになれば、きっとコミュニケーションはもっと豊かになります。