言葉にすることは、一度きりじゃない。

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言葉にすることは、一度きりじゃない。

私たちは日々、多くの言葉に囲まれて生きています。
でも、ふとした瞬間に思うのです。
「本当に、自分の伝えたいことを言葉にできているだろうか」と。

今回は、“言葉にする”という営みについて少しだけ考えてみたいと思います。


たとえば、「あなたの夢はなんですか?」と聞かれたとき。
答えるのが意外と難しかったりしませんか?

頭の中には、イメージや感覚はあるのに、いざ言葉にしようとするとぼんやりしてしまう。話があちこちに広がって、まとまりがつかない。

でもそれって、とても自然なことだと思うんです。
夢や想い、考えは固定されたものではなく、日々、あるいは一瞬ごとに変化していく。言葉にしづらいのも当然なんです。


とはいえ、誰かと共有したり、伝えたりするためには、やはり「言葉」が必要です。
曖昧なままでは、相手に届かない。伝わらない。

だからこそ、言葉にする訓練が大切になってきます。


うまく言えなくても、いいんです。
語彙が足りないと思っても、まずは今の自分の言葉で出してみる。
一度で完璧にする必要はない。何度でも、書き換えればいい。

そのプロセスこそが、「伝わる」言葉を育てていくのだと思います。


私たちが取り組んでいるコミュニケーション設計も、まさにこの“言葉にする”という部分に深く関わっています。
誰かの中にある曖昧な想いを、言葉にしていく。
それがきっかけになり、次の行動が生まれ、関係性が動き出す。

そんな瞬間をつくるお手伝いを、日々の仕事の中で大切にしています。


言葉にすることは、一度きりじゃない。
むしろ、何度でも言い直せるからこそ、前に進める

そう思えるようになれば、きっとコミュニケーションはもっと豊かになります。

著者:稲本浩介

著者:稲本浩介

コミュニケーション設計所代表 / 情報アーキテクト

「わかりやすく伝えるにはどうしたらいいか?」を常に考える福岡の情報アーキテクト(IA)。前職では主にWebサイト制作にディレクターやエンジニアとして関わり、ホームセンターや老舗菓子メーカーのEC事業の構築および運用にゼロから携わる。その活動は、ウェブサイトの枠に限定せず、動画やイベント実施などコミュニケーションという視点でのわかりやすさを追求。大学や社会人講座、企業における講演経験もあり多方面にて活動中。

▶ X(Twitter):@sevenina